【やはりAMD Ryzenより高い…?】一部のIntel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUの価格が判明【Core i9-10900:$487、i7-10700K:$419、i7-10700:$363】

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Image Credit : DirectDial
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今回@momomo_us氏が、一部のIntel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUの価格がカナダのDirectDialに掲載されていることを発見しました。
ツイート画像の通貨単位はカナダドルなので、閲覧の際はご注意ください。

Core i9-10900、i7-10700K、i7-10700の価格が判明

現時点でDirectDialにラインナップされている第10世代Comet Lake-Sは、10コア20スレッドのCore i9-10900、8コア16スレッドのCore i7-10700K&Core i7-10700となっています。

ただし、早期予約注文リストの価格なので実際の発売価格よりも若干高く設定されている可能性があり、消費税込み価格なのか税抜き価格なのかも不明なため、あくまでも参考程度にとどめてください。

今回判明したIntel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUと、それに競合する発売済みのAMD Ryzen 3000シリーズを比較すると、以下の表のようになります。
TBM3.0はTurbo Boost Max 3.0、TVBはThermal Velocity Boostの略です。
(Comet Lake-Sのスペックについては、まだ公式発表されていないことに注意してください。)

CPU実売
価格
定価コア /
スレッド
ベース
クロック
(GHz)
シングル
ブースト
(GHz)
全コア
ブースト
(GHz)
TDP
(W)
Ryzen 9 3900X$ 434$ 49912 / 243.84.64.2 ~ 4.3105
Core i9-
10900
$ 487?10 / 202.85.0
5.1 (TBM3.0)
5.2 (TVB)
4.6 (TVB)65
Core i7-
10700K
$ 419?8 / 163.85.0
5.1 (TBM3.0)
4.7125
Ryzen 7 3800X$ 339$ 3998 / 163.94.54.1 ~ 4.2105
Core i7-
10700
$ 363?8 / 162.94.6
4.7 (TBM3.0)
4.665
Ryzen 7 3700X$ 295$ 3298 / 163.64.43.9 ~ 4.065

Core i9-10900のスペック

Intel Core i9-10900(Image Credit : DirectDial)

Intel Core i9-10900は10コア20スレッドと合計20MBのキャッシュを持つTDP 65WのCPUで、ベースクロックは2.8GHz、シングルコアブーストは5.0GHz、5.1GHz(Turbo Boost Max 3.0)、5.2GHz(Thermal Velocity Boost)、全コアブーストは4.6GHz(TVB)となっています。

AMDのRyzen 9 3900Xは12コア24スレッドで実売価格が400ドルに近い価格なので、価格の面ではCore i9-10900が見劣りしてしまいますが、シングルコア性能を重視する方は買う価値があると思います。

Core i7-10700Kのスペック

Intel Core i7-10700K(Image Credit : DirectDial)

Intel Core i7-10700Kは8コア16スレッドと合計16MBキャッシュを持つTDP 125WのCPUで、ベースクロックは3.8GHz、シングルコアブーストは5.0GHz、5.1GHz(Turbo Boost Max 3.0)、全コアブーストは4.7 GHzとなっています。

AMDのRyzen 7 3800Xと比較すると実売価格が300ドル前後になっているので、こちらの場合も価格競争力はAMDの方が強いということになりそうです。
ただしこの場合もIntelの方がシングルスレッド性能は高くなっているはずなので、シングル性能重視の方にはIntelはいい選択になるでしょう。

Core i7-10700のスペック

Intel Core i7-10700(Image Credit : DirectDial)

Intel Core i7-10700は8コア16スレッドと合計16MBのキャッシュを持つTDP 65WのTDPのCPUで、ベースクロックは2.9GHz、シングルコアブーストは4.6GHz、4.7GHz(Turbo Boost Max 3.0)、全コアブーストは4.6GHzとなっています。

AMDのRyzen 7 3700Xと比較すると、価格競争力の面ではもちろん厳しい戦いになるでしょうが、10700はK付きCPUよりもクロックが控えめでシングル性能を伸ばしづらく、シングル性能の面でもRyzenと同程度になると思われるため、筆者個人的にはi7-10700を選択するメリットはあまり感じられません

全体として、Intel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUは14nmプロセスのままで性能を上げなければならなかったため、消費電力が非常に高くなっており、AMD Ryzen 3000シリーズよりもCPUクーラーにかかるコストも自ずと上がるはずです。

何度も話題に挙げていますが、Core i9-10900K最大300W前後まで消費電力が上がるらしく、Intel第10世代CPUを使うにはそれなりの覚悟が必要そうですね。

Intel第10世代Comet Lake-Sはまだ詳細スペックや価格帯も公式発表はされていませんが、AMDのRyzenに対してすでに苦しそうな戦いになっているのがこちらとしても若干心配になってきますね。。


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コメント

  1. […] 基本的にはCore i9-10900と同じですが、「F」付き製品は内部GPUが無効化されておりグラボ必須のCPUです。 […]

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