【自作PC初心者向け】簡易水冷か空冷かで悩んでいる人のための注意点【簡易水冷の冷却性能と静音性は本当に高いのか】

https://nzxt.jp/products/detail/img/newkraken/x52.jpg CPUクーラー
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簡易水冷を選ぶ際のポイントを
自作PC初心者向けに簡単に解説していきます。
YouTubeにも関連動画をアップしておりますので、ぜひご覧ください。
Twitter:@pontasgaming

簡易水冷の冷却性能や静音性は何で決まるのか

簡易水冷式CPUクーラーの冷却性能は、ラジエーターサイズとファンの数に比例して良くなります
また地味なところですが、ポンプの性能やパイプ長、パイプ内径によって冷却液の流量が変わり、それも冷却性能に影響します。

またファン風量(と静圧)が多いものは冷えやすくなりますが、ファンの回転数が高いということはその分「うるさい」ということなのでそこにも注意が必要です。
ポンプももちろんノイズを出しており、安物などの造りの甘い簡易水冷を使うとノイズが増えることになります。

安めの簡易水冷などは高いものに比べて作りが甘く、「初期不良率が高」かったり、「意外と冷えない」か、「一応冷えるけどうるさい」という事例が多いので注意しましょう。

ラジエーターサイズ別冷却性能の目安

  • 120mm~140mm:サイドフロー空冷式CPUクーラーとほとんど変わらない
  • 240mm:この辺りから冷却性能が空冷より良くなってくる
  • 280mm:240mmより冷却性能が若干高い、かつ静音性も高くなる
  • 360mm:空冷 or 簡易水冷の中でトップクラスの冷却性能
  • 420mm:一応あるが無いと思って良い
Cooler Master MasterLiquid ML120L RGB

120mm~140mmラジエーターの簡易水冷は、サイドフロー空冷CPUクーラーと冷却性能ではほとんど変わりません。スペース的な制約がある場合や、どうしても見た目的に簡易水冷を選びたい場合以外は選ぶメリットがほぼありません。
また、BTOや即納PCなどでよく120mm~140mmラジエーターの簡易水冷モデルがありますが、トップフロー空冷式CPUクーラーよりはましという程度です。デフォルトがサイドフロー型CPUクーラーがついているならコストをプラスして簡易水冷にする必要はほとんどないでしょう。

Thermaltake Floe Riing RGB 240 TT Premium Edition

240mm以上からが簡易水冷にするメリットがあると言えるでしょう。
240mm~280mmは若干のオーバークロックには耐えてくれます。
また240mmラジエーター簡易水冷は12cmファンが2つなのに対し、280mmラジエーター簡易水冷は14cmファンが2つです。
280mmはラジエーターの体積が増えて冷却性能が上がるのに加えて、ファンが大きいので同じ風量ならファンノイズが小さくなり静音性が高まります。
金銭的余裕とケースに入れられる余裕があるなら240mmから280mmにするメリットは十分あります。

Enermax LIQTECH II 360 ホワイト

360mmラジエーターの簡易水冷は初心者が導入できるCPUクーラーの中で最大の冷却性能だと思ってください。
360mmクラスになれば、ある程度のオーバークロックでも耐えられる冷却性能を持ちます。
筆者の環境では360mm簡易水冷のH150i PRO RGBを使っており、Ryzen 9 3900X(12コア24スレッド)にコア電圧1.5Vかけてオーバークロックしても95℃以下に抑えてくれます。
逆に言えば、オーバークロックをしなければ現行のコンシューマーメインストリームCPUに対してはほとんどの場合オーバースペックとなるので、無理に360mmにする必要はないでしょう。
Ryzen 9 3950Xの公式推奨CPUクーラーも280mmの簡易水冷ですし。

ちなみにAMDのRyzenシリーズのCPUは、CPUが冷却できていればいるほど自動でクロックを上げ、処理性能を高めてくれるという機能がついています。
自作PC初心者の中にはマニュアルでオーバークロックするのが不安という方も多いと思うので、この機能を使って自動でクロックを上げてほしいと思う方は、コストの許す限り冷却性能の高いCPUクーラーを選ぶのは全然ありだと思います。

初心者オススメ簡易水冷メーカー

  1. CORSAIR:Hydroシリーズ H100i ~ H150i PRO RGB
  2. NZXT:Krakenシリーズ Kraken X52 ~ X72
CORSAIR H115i PRO RGB

初心者にオススメできるポイントとして重要なのはとにかく「組み立てやすい」ということです。
CORSAIR、NZXTともに簡易水冷の中ではとても組みやすく、冷却性能、静音性、カッコよさもトップクラスです。パイプも柔らかくて取り回しがしやすい。
自作PC初心者にとっては「組み立てから完成までのリスクを減らす」ことが大事だと筆者は考えているので、こちらの2社をオススメします。

NZXT Kraken X62

性能のどこをとってもトップクラスの分、CORSAIRとNZXTの価格帯はそれ相応に高めの水準です。
しかしコスト重視で安いものを買って組みにくかったり、うるさかったりして後悔するよりは良いと筆者は考えていますし、安物の簡易水冷を買うなら良い空冷CPUクーラーを使ったほうがよっぽどいいと思います。

安物の簡易水冷よりは、ハイエンドのサイドフロー空冷のほうが冷却性能、寿命、静音性においてコストパフォーマンスが高いでしょう。
低予算で見た目重視のPCを自作せざるを得ないなら低価格簡易水冷もありかもしれません。

ちなみに他のメジャーな簡易水冷のメーカーとしては、
ENERMAX、Thermaltake、Cooler Master、Fractal Design、DEEPCOOL、LEPA、Antec、SilverStone、ASUSなどがあります。
ある程度自作PCになれている方なら、RGBライティングの見た目などで各メーカーの簡易水冷を選んでも面白いですね。

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