AMD Ryzen 4000番台モバイルプロセッサの最新のリークが出ました。
今までのリークでもかなりいい感じのパフォーマンスでしたが、最新のリークではAMDのハイエンドモバイルCPUはIntelのモバイルシリーズを上回ることが担保されました。
Ryzen 7 4800Uは3DMark 11でPhysics 12,000超え
今回も@_rogame氏がTwitterでリーク。
3DMarkのベンチマークでAMDのモバイルCPUがIntelを破っていることが分かります。
ベンチマークスコアは3DMark 11のもので、CPU性能とグラフィック性能の両方を測ることができます。
モバイルRyzen 4000シリーズがデスクトップCPUに近いパフォーマンスを発揮することは前から報告されており、今回のリークはそれを担保するものになっています。
以前、Ryzen 7 4800Uが3DMark 11で12,000に近い物理スコアを記録していましたが、最新のベンチマークではさらにスコアが上昇し、12,490というスコアを叩き出しています。
これはIntel Core i7 10710Uのスコア11,194を上回っており、Intel Core i7-1065G7のスコア9,640を大きく上回っていますね。
まぁIntelの1065G7は4コア8スレッド、10710Uは6コア12スレッドなので、8コア16スレッドの4800Uが良いスコアを出すのは当たり前と言っちゃ当たり前ですかね。
AMDのCPUがTDP 15Wで動作するのに対して、IntelのCPUはTDP 25Wであることを考えると、モバイルRyzen 4000番台のワットパフォーマンスの良さが分かります。(本当か?)
またCPU内臓GPU(iGPU)に関しては、AMDのRyzen 3 4300UのグラフィックがCore i7 10710UのIntel UHDグラフィックスを上回っており、Ryzen 7のグラフィックはCore i7 1065G7のIntel Iris Plusグラフィックスよりもかなり上回っています。
iGPUに関しては、以前からAMDがリードしているところをIntelが頑張って抜こうとしていたところなので、再びAMDのグラフィックが勝ち越すのは特に不思議ではないですね。
2020年はCPU市場・GPU市場の両方でAMDが猛攻勢
今回のリークがAMD次世代モバイルCPUの実際のパフォーマンスであった場合、AMDがCPUシェア率をかなり伸ばす可能性は十分にあります。
AMDはすでにデスクトップ市場ではIntel一強という流れを変えつつあり、Ryzen CPUの販売数は急増中で、2019年年末にはAMDがIntelを大きく引き離して売上を伸ばしました。
この流れはデスクトップCPUだけに留まらず、モバイルにも波及しそうですね。
ZEN 2 モバイルプロセッサの投入により、Intelの独壇場となっているノートパソコン・ラップトップ市場にAMDが躍り出て、シェアを大きく伸ばす可能性があります。
なぜなら、AMDのモバイルRyzen 4000シリーズがもはやデスクトップ向けCPUとも戦えるようにな性能になってしまったので、我々ユーザーとしても今まで以上にAMDを選択肢に入れざるを得ない状況になるはずだからです。
特にデスクトップPC並の性能を欲しつつ、モビリティも欲しいという層は一定の割合存在するはずで、そういったユーザー層の需要にかなりドンピシャなCPUとなると思います。
もちろん、Ryzen 4000シリーズが実際はどれだけの性能なのか、またどれだけ各ノートパソコンメーカーに採用されていくかはAMD CPUの普及においてキーポイントになってきます。
AMDは「Big Navi」でGPU市場にも攻勢をかけていくはずなので、2020年はPC界隈にとってCPU市場、GPU市場のどちらも目が離せない激動の年となりそうですね。
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