Intelの Comet Lake Core i9 10900Kの3DMarkスコアが発見されました。
それによると、10コア20スレッドの10900Kは12コア24スレッドのRyzen 9 3900Xを上回るスコアを記録しているみたいですね。
Twitterから情報がリーク
Twitterユーザーの@TUM_APISAK氏が10900Kのベンチマークデータを発見しました。
10900KはFire Strike ExtremeでPhysics Sore 28,452、Time SpyでCPU Score 13,142を記録。
対する3900XはPhysics Score 27,137、CPU Score 12,624というスコアになっています。
このツイートの環境下においては、インテルの次世代デスクトップ向けComet Lake 第10世代 Core i9 10900Kの処理性能がAMDのRyzen 9 3900Xを4~5%上回ることになります。
インテルはコア数ではなくクロックで勝負
AMDの3900XとIntelの10900Kをコア数とクロック周波数で比較すると、
3900Xは 12コア 24スレッド、ベース 3.8GHz・ブースト 4.6GHz(シングルコア)
10900Kは 10コア 20スレッド、ベース 3.7GHz・ブースト 5.1GHz(シングルコア)
となります。
このことから、IntelはAMDの多コア作戦に対して、コアクロックの高さで勝負するつもりであることがうかがえます。
実際に3DMarkスコアが3900Xよりも10900Kが上回ったことから、インテルの思惑通りに10900Kのポジションを取ることができているようですね。
(まぁ10900Kが3900Xより後発なので性能が少し上回るように調整して製品化したのでしょう。これに関しては後発有利ですね。)
消費電力 3900X:150W vs. 10900K:300W
Ryzen 9 3900Xは冷却性能が十分な状態でXFRのオートブーストがかかると消費電力が150W前後に達します。
一方で最新のIntel Core i9 10900Kはブーストがかかると消費電力が最大300Wにまで達するという情報が現状では多いです。
すなわち、3900Xの性能を4~5%上回るために、10900Kの消費電力は2倍、プラス150Wになってしまうということです。
やはりかなり改良が進んだとはいえ、14nmプロセスの10900Kは、7nmプロセスの3900Xにワットパフォーマンスでは到底かなわないというところでしょうか。
10900Kで絶対性能を取るか、3900Xor3950Xでワットパフォーマンスとコア数を取るか、これはユーザー個人個人の好み、使い方によってくると思います。
価格競争が激化する?
もう一つの比較すべき要素として価格設定があります。
こちらに関しては10900Kの価格がまだ正式に確定しているとは言えない状態なので、比較することが現状できません。
ただし、Intelは多くのラインナップのCPUで価格帯を下げるという噂があります。
これが事実ならばAMDも価格において対抗策を考えざるを得なくなりますね。
結果的に筆者を含めた我々ユーザーの得になるのでありがたい限りですが。笑
(いいぞーもっとやれー)
発売前のベンチマークスコアを過信するのは禁物
今回は発売前の10900Kのベンチマークスコアがリークされましたが、このスコアに関して「完全に信じ切るのは禁物」ということです。
あくまでも未発売の開発段階でのベンチマークということになるので、10900Kの本当の性能は発売まで待つ必要があります。
気になる10900Kの発売時期ですが、遅くなると2020年の5月にずれ込んでしまう可能性があるらしいです。
この辺りになってくるとAMDのRyzenも4000番台の情報が見え隠れし始めるかもしれないので、カオスな状況になるかもしれませんね。(オモシロ)
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