本日、Intel第11世代「Rocket Lake-S」デスクトップCPUと思われるエンジニアサンプル(ES品)のベンチマークスコアが初めてリークされました。
「Rocket Lake-S」8コア16スレッドES品のクロック
Intelの第11世代「Rocket Lake-S」デスクトップCPUは、次世代モバイル向けの第11世代「Tiger Lake」の 10nm「Willow Cove」コアを 14nm++プロセスにバックポート(簡単に言えば移植)して製造されると言われており、14nmのSkylakeアーキテクチャからようやく脱却するということで、IPCの向上が期待されています。(まぁ依然として14nmプロセスですが。14nm+++になるのかな?)
今回はその「Rocket Lake-S」の8コア16スレッドのES品が3DMark Fire StrikeとTime Spyのベンチマークされたデータが@_rogame氏によって発見され、リークされています。
ベンチマークの結果から見る限り、「Rocket Lake-S」のES品はベースクロック 3.2GHz・ブーストクロック 4.3GHzとなっている模様ですが、まだES品なので今後クロックは変更・調整されていくと思います。
GPUに関してはグラフィックボードは使われておらず、内蔵の「Gen12」Xeグラフィックス iGPUでベンチマークは行われた模様です。
「Rocket Lake-S」ES品 3DMarkベンチマークスコア
「Rocket Lake-S」8コア16スレッドES品のベンチマークスコアを見てみると、3DMark Fire StrikeではPhysics Score(物理スコア)を18,898ポイント、Graphics Score(グラフィックスコア)を1,895ポイント、総合スコアで1,746ポイントを獲得。
3DMark Time Spyでは、CPUスコアを4,963ポイント、グラフィックスコアを524、総合で605ポイントのスコアを記録しています。
ただし今回の「Rocket Lake-S」ES品のベンチマークスコアはかなり低い結果となっており、8コア16スレッドの「Rocket Lake-S」が、6コア6スレッドのCore i5-8600Kよりも低いスコアとなっていることが分かります。
これに関しては「Rocket Lake-S」ESチップがまだ正常に動作できていない可能性が大いにあると思いますし、ベースクロックとブーストクロックは今後どんどん変更されていくと思いますので、あまり真に受けない方がいいと思います。
第11世代「Rocket Lake-S」はやっとPCIe 4.0に対応
Intelの第11世代「Rocket Lake-S」デスクトップCPUは、先日リリースされた既存のIntel 400番台のチップセットマザーボードと互換性があり、PCI-Express Gen 4.0にも対応すると言われています。
400番台チップセットマザーボードの中にはGigabyteのAORUSシリーズ等、すでにPCIe Gen 4.0に対応しているモデルが用意されているので、第10世代「Comet Lake-S」デスクトップCPUをすでに使いたく、第11世代「Rocket Lake-S」でPCIe 4.0を使いたい方はそのようなマザーボードを買っておくのが良いでしょう。
Intel第11世代「Rocket Lake-S」の初ベンチマークスコアということで、(あまりあてにならない)ES品のベンチマークですが取り上げてみました。
ここからどこまで実行性能が上がっていくのか楽しみですね。
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