【Core i9-13900K ?】Intel第13世代「Raptor Lake-S」デスクトップCPUのラインナップがリーク:Core i9は24コア、Core i7は16コア【Raptor Cove搭載】

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Image Credit : Moore's Law Is Dead
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Intel 第13世代 Coreシリーズであり、高性能Raptor Coveと高効率Gracemontコアを搭載したbig.LITTLE(ARM)の様なアーキテクチャに基づく「Raptor Lake-S」デスクトップCPUのラインナップAdoredTVによってリークされました。

Intel 第13世代 Raptor Lake-S デスクトップCPU ラインナップがリーク

Intelで2021年8月現在現行なのは第11世代の「Rocket Lake-S」ですが、今回リークされたものはその次世代の第12世代「Alder Lake-S」のさらに次の世代である、Intel 第13世代「Raptor Lake-S」デスクトップCPUシリーズになります。

前述のとおり「Raptor Lake-S」はIntel第13世代デスクトップCPUシリーズのコードネームであり、第12世代「Alder Lake-S」を基本にして更に改良・進化したコアアーキテクチャを採用しています。

「Raptor Lake-S」のアーキテクチャは、高性能なパフォーマンスコアとして「Raptor Cove」コア、高効率な低電力コアとして改良された「Gracemont」コアを採用しています。

Raptor Lake-S デスクトップCPUのラインナップ:最大24コア

リークされたデータによると、第13世代「Raptor Lake-S」は3つのセグメントでラインナップされ、定格(TDP)が125Wのエンスージアスト向け「K」シリーズ、TDP 65Wでメインストリーム向けの「無印」、TDP 35Wの低電力SKUの「T」シリーズが用意されています。

Image Credit : AdoredTV

Raptor Lake-Sでは、Core i9に24コア、Core i7に16コア、Core i5に14コアと10コア、Core i3に4コア、Pentiumに2コアのバリエーションが現状用意されている模様です。

「Raptor Lake-S」最上位モデルのIntel Core i9-13900K(?)では、8個のRaptor Coveコアと16個の改良Gracemontコアを備えており、最大で合計24コア32スレッドになります。
つまり、高効率コアのGracemontは第13世代でもハイパースレッディングを行わないということになりますね。

Core i7-13700K(?)等は16コア(8P+8E)の24スレッド、Core i5-13600K(?)等は14コア(6P+8E)の20スレッド、Core i5-13500(?)等は10コア(6P+4E)の16スレッドで構成されそうです。

各SKUの詳細は以下の通りになっています。

  • Intel Core i9 Kシリーズ:8 Raptor Cove(Pコア)+ 16 Gracemont(Eコア)= 24コア / 32スレッド / 36MB L3キャッシュ
  • Intel Core i7 Kシリーズ:8P+ 8E = 16コア / 24スレッド / 30MB L3
  • Intel Core i5 Kシリーズ:6P+ 8E = 14コア / 20スレッド / 24MB L3
  • Intel Core i5 Sシリーズ:6P+ 4E = 14コア / 16スレッド / 21MB L3
  • Intel Core i3 Sシリーズ:4P+ 0E = 4コア / 8スレッド / 12MB L3
  • Intel Pentium Sシリーズ:2P+ 0E = 4コア / 4スレッド / 6MB L3

Intel第13世代のCore i3とPentiumシリーズにはそれぞれ4つと2つの高性能Raptor Cove(Pコア/大コア)のみが搭載されており、高効率コア(Eコア/小コア)は搭載されていないようですね。

内蔵グラフィックスとしては、ほとんどの「Raptor Lake-S」デスクトップCPUには32EU(256コア)の拡張Xeを採用したiGPUが搭載されていますが、一部のCore i5では24EUのモデルがあり、PentiumのiGPUは16EUとなっている模様です。
(「F」モデルが出た場合は内蔵グラフィックスは搭載されないため別途グラフィックボードが必要になるのでご注意ください。)

Raptor Lake-SはクロックとIPCが向上、L2キャッシュ増加、高クロックメモリ対応強化か

第13世代「Raptor Lake-S」では、第12世代「Alder Lake-S」よりも更に電力効率とパフォーマンスが改善されるため、IPCとクロックが向上するはずです。

最大クロックは第12世代「Alder Lake-S」の5.3GHzから約200MHzも引き上げ、第13世代「Raptor Lake-S」では最大5.5GHzまでブーストできるようにすると予想されています。

また「Raptor Lake-S」ではL2キャッシュも増量されると言われており、さらなるゲーミング性能の向上も期待できます。

メモリー(RAM)に関しては「Alder Lake-S」ではDDR5で定格4800MHz(=MT/s)までのサポートでしたが、「Raptor Lake-S」では定格で最大5600MHzまでのDDR5メモリをサポートする(LPDDR5モバイルメモリの場合は6500MHz)と言われています。

Intel第12世代と第13世代は同じLGA1700ソケットになるはずなので(第14世代までか?)、人によってはCPUを「Raptor Lake-S」に乗り換えてメモリも換装しても楽しいかもしれませんね。

Intel第13世代「Raptor Lake-S」デスクトップCPUシリーズの発売日は2022年と言われており、とても楽しみですね。
ひとまずは今年2021年年末、そろそろリリースされるであろうIntel第12世代「Alder Lake-S」の登場を待つとしましょう。


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