Intelの第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUがそろそろリリースされますね。
6月までリリースが遅れるかもしれないという悲報も最近ありましたが、今回は、Core i3-10100がかつてのCore i7に匹敵する性能になるかもしれないという朗報が飛び込んできました。
性能面はi3-10100 ≒ i7-6700K
Intel Core i3-10100はComet Lake-Sラインナップの中では大分下の方のエントリーレベルになると言われているCPUです。
ですが、SiSoft Sandraデータベースからのリーク(@TUM_APISAK氏のツイート)によれば、第10世代Core i3-10100はハイパースレッディングが有効になりエントリーとはいえ4コア8スレッドを有し、動作周波数もCore i7-6700Kと同等のスペックに収まっていることが分かります。
Core i7-6700Kは第6世代:Skylakeのi7で、4コア8スレッドで当時では高い周波数を誇り、ゲーミングCPUとして今でも根強い支持があるCPUです。(実は筆者も最近まで6700Kがメイン機でした。)
i3-10100とi7-6700Kはどちらも4コア8スレッドのCPUであり、i7-6700Kはベースクロック4.0GHz・ブーストクロック4.2GHz、このツイートが正しい場合 i3-10100はベース3.6GHzでブーストは最大4.3GHzということになります。
i3-10100のブーストクロックがi7-6700Kよりも100MHz高いので、i3-10100の方がいいパフォーマンスを出せるかもしれませんが、i7-6700Kの方がベースクロックが400MHz高いので使い方によって好みが分かれるところでしょうか。
ただしi7-6700KはK付きでオーバークロックができるので、Z170やZ270マザーボードがあればi3-10100よりも使い倒すことが可能ですね。
i3-10100はi7-6700Kの1/3の価格?
2015年発売時Core i7-6700Kが定価350ドルであった一方で、まだ不確定ではありますが、以前記事にした通りCore i3-10100のバルク品価格は147ドルになるという推測が出ています。
ローエンドモデルになればなるほどAMDのRyzenとの競争も激しくなるので、i3-10100の実売価格はもう少し低くなるかもしれません。
仮に実売価格120ドル前後とすると、i7-6700Kの約1/3の価格で4コア8スレッドのi3-10100が販売されることになりますね。(たった4, 5年でこうなるとはなぁ。。。すげぇなぁ。)
コスパ最強≠理想環境
CPUとしてはコストパフォーマンス最強と言ってもいい仕上がりになっているCore i3-10100ですが、LGA1200ソケットマザーボードへの買い替えも必要になるので、その点は注意ですね。
また、4コアCPUは現状の大半のゲームでは十分なコア数ではありますが、理想的には4コア以上を要求するタイトルも多く、今後は多コアを要求するゲームが増え続けるであろうことも留意しておかなければなりません。
将来性も加味して長持ちするゲーミングPCが欲しい場合は、クアッドコアCPUは明らかに「危ない」選択だと思います。
ただし、やはり10万円前後でゲーミングPCを組みたい場合にはかなり力になってくれるコスパ最強レベルのCPUにはなると思いますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。(マザーボードの価格にもよるけど。)
ハイエンドでのIntelとAMDの競争も面白いですが、エントリー帯でのお互いの出方を見ていくのもまた面白そうですね!
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