Samsung Electronicsは、韓国の華城にある新しいEUV製造ラインで7nmと6nmのモバイルチップ生産を開始し、第1四半期に出荷を計画していることを発表しました。
サムスンは、年内に7nm以下のプロセスノードの生産量を3倍にすることを目指しているようです。
また、将来的には3nmプロセスのチップを製造できるようにするとも言っています。
EUV特化の新製造ライン「V1」
この新しい製造ラインはV1と呼ばれていて、SAMSUNGがEUVリソグラフィーに特化した最初のラインです。
SAMSUNGが言うにはV1ラインは1桁nmプロセスの生産にとって極めて大事とのことで、テスト生産自体は2019年後半に開始していました。
やっとこのタイミングでの量産開始となり、第1四半期には各製品ベンダーへの出荷が開始される予定です。
3nmプロセスまでアップグレード予定
V1ラインは現時点では7nmおよび6nmプロセスのモバイルチップを生産していますが、SAMSUNGはこの生産ラインを3nmプロセスまでアップグレードできると豪語しています。
またSAMSUNGの目標は、2020年のうちに7nm以下の生産量を2019年の3倍にすることで、そのためにこのV1工場に60億ドルを投資する予定とのこと。
SAMSUNGのデバイスソリューション部門ファウンドリービジネス事業部トップのES Jung博士は、「V1ラインは市場需要に応える能力を高め、我々が顧客をサポートする機会を拡げてくれます。」とコメントしていました。
これってNVIDIAのRTX 3080とかにも採用されるってウワサされてるやつと同じと思っていいのかな?結構気になります。
参考までに、SAMSUNGでは現時点で以下の表にある6つのラインが稼働中。
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