つい最近、Xbox Series Xのグラフィックは12TFLOPSの処理性能を持つと公式にアナウンスされましたが、いまだにCPUのパフォーマンスに関する情報は出てきていません。
ただ、とあるアナリシストが、Xbox Series XのCPU性能についてついに言及し始めたようです。
緻密な分析によるCPU性能の予測
アナリシストのJohn Prendergastは、自身のブログでPS5やXbox Series Xの情報を頻繁にまとめています。
Prendergast氏は最近、Xbox Oneの4倍のパフォーマンスがあるというXbox Series Xに関するPhil Spencerの声明を含め、最新の情報をベースにXbox Series XのCPUの性能を分析。
その結果、Xbox Series XのCPUの処理能力はRyzen 5 1600と同等のレベルであると推定しており、これは去年噂されたFlute APUのパフォーマンスとほぼ一致しています。
Prendergast氏による分析記事ははこちらです。
Microsoftの次世代ゲーム機であるXbox Series Xについてはまだ不明点がかなり多く、不完全な情報に基づいて書かれている部分もありますが、読み物としても面白いですよ。
ゲーミングPCの考え方で見ると、12TFLOPSのグラボ(2080 SUPERくらい)とRyzen 5 1600を組み合わせるのはCPUがボトルネックになるというのは感覚としてわかると思うのですが、ゲーム専用機は基本的にはゲーム特化であり、OSの最適化も相まってRyzen 5 1600くらいの性能でも十分なのかもしれませんね。
その辺はMicrosoftのアーキテクチャ設計の腕次第なので、ふたを開けてみるまではわかりませんな。
オーディオレイトレーシングというものを搭載するらしい
Xbox Series Xが新しい空間オーディオ機能であるオーディオレイトレーシングを搭載するという情報も先週出てきましたね。
Xbox Series Xには専用のオーディオハードウェアアクセラレーションが搭載され、これに関してはGDC 2020のパネルディスカッションで議論される予定です。
新オーディオ機能に関して、Microsoftは以下のようにコメント。
「Xbox Series Xにハードウェアアクセラレーションレイトレーシングを導入して空間オーディオ機能を実現することにより、よりリアルな光表現や反射表現と相まってまったく新しいタイプのゲームを提供することができるようになります。」
原文では「ray traced audio」という単語も使われていたりしますが、正直言うと「オーディオレイトレーシングってなんだよ」って筆者は思ってます。
現実では光と同様に音も物体に反射したり、吸収されたり、音波同士が干渉したりしているので、オーディオレイトレーシングでは反射音などを表現できるようにするんじゃないかなと筆者は予想しています。
聞く感じは凄そうだけど、どれくらいのクオリティなんだろうなぁ。ちょっと気になりますね。
(そもそもrayは光線って意味なんだが、ray traced audioってほんとなんだよ)
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