Intelの第12世代「Alder Lake-S」デスクトップCPUのCore i7-12700(K無し版)がGeekbenchのサイト上で初めて見つかり、Intel Core i7-12700のGeekbenchスコアがリークされました。
Intel Core i7-12700 Alder Lake-S デスクトップCPUがGeekbenchで発見される
以下のツイートで、BenchLeaksがGeekbench 5 データベースでのIntel Core i7-12700の発見を報告しています。
[GB5 CPU] Unknown CPU
— Benchleaks (@BenchLeaks) August 25, 2021
CPU: Intel Core i7-12700 (8C 16T)
Min/Max/Avg: 23313/26557/26464 MHz
Codename: Alder Lake
CPUID: 90672 (GenuineIntel)
Scores, vs AMD 5800X
Single: 1595, -4.5%
Multi: 10170, -2.5%https://t.co/62kv8Irsi3
Geekbench上では8コア16スレッドと認識されていますが、Core i7-12700は、Golden CoveのPコアを6つ、GracemontのEコアを8つ搭載し、合計14コア20スレッドになると言われています。
(HT可能なのはPコアのみです。)
現状のGeekbenchソフトウェアは、Eコア4つで1つのクラスター=1つのコアとして検出してしまうようなので、このような表記になってはいますが、14コア20スレッドが正しいはずです。
Core i7-12700 の最大ブーストは 4.8GHz か?
Core i7-12700のL3キャッシュは25MBで正しく記載されており、Pコアに18MB(1Pコアあたり3MB)、Eコアに6MB(4Eコアあたり3MB)割り当てられています。
今回のデータ上では、Core i7-12700はベースクロック2.1GHz、最大ブーストクロックが4.8GHz(4789MHz)と検出されています。
Pコア・Eコアのハイブリッドが正しく認識されていないため、おそらくこの周波数の値に関してはベースクロックはどちらかのコアの低い方、最大クロックはおそらくPコアの最大クロックになっていると予想できますが、実際のCore i7-12700の仕様とは異なっている可能性があるのでご注意ください。
またCore i7-12700のTDPは65Wと言われており、Core i7-12700Kの125Wから60Wも減らされています。
Core i7-12700 ベンチマークスコア比較 vs Intel & AMD Ryzen
気になるIntel Core i7-12700のGeekbench 5のベンチマークスコアですが、シングルコアで1,595ポイント、マルチコアテストで10,170ポイントを獲得しています。
以下のグラフは、Geekbench 5の主要なCPUのスコアを今回のCore i7-12700のスコアと並べて比較したものです。
最適化が進んでいない現状のCore i7-12700は、シングルスレッド性能においては前世代で現行のCore i7-11700よりも低くなっています。
しかし、Core i7-12700のマルチスレッド性能においては現状ですでにAMD Ryzen 7 5800Xよりわずかに2%下回る程度であり、Core i7-11700に対しては15%以上も上回るスコアを記録しています。
良く見るとCore i7-12700はエンジニアリングサンプルの時点で、Core i9-11900Kのマルチスレッドスコアに引けを取らないスコアを獲得していることにも注目です。
シングル性能に関しては、最終的な製品版では1,700前後のシングルスコアまで延びるのではないかと言われていますが、どうなっていくのか気になりますね。
個人的にはCore i7-12700(K無し)がRyzen 7 5800Xと同等のマルチスコアであった場合、シングルスレッド性能で優位に5800Xを上回ってくれないと存在意義がない気がします。
いうてもIntelのCPUは安定感があり外せない人も多いので、そのような方には刺さるのではないでしょうか。
(まぁAlder Lakeは初のPコアEコアハイブリッドCPUになるのでWindows 11とも相まって安定性がどのようになっていくのかは少しの疑念が残りますけどね。笑)
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