自作PC勢から見たPlayStation5のヤバさ【PCゲーム界に対する影響の予想】(2020年1月版)

家庭用ゲーム機
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PlayStation5 基本スペック

  • 発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
  • CPU:AMD ZEN2ベースの 8コア16スレッドCPU
  • グラフィックス:AMD RDNAベースのGPU
  • ストレージ:オリジナルカスタマイズSSD
  • メディア:Ultra HD Blu-ray
  • 発売日:2020年年末(過去のPSシリーズの販売日から筆者は11月中旬と予想)
  • 価格:不明(巷では5~6万円との予想が多いが、筆者的には8万円くらいと予想)
Image Credit : GameWatch

ロゴが発表されました!

すでにトップ画像にも載せられていますが、こちらがPlayStaion5のロゴになりました!
PS2から続いているデザインをそのまま踏襲している感じですね。
無難にかっこいい。

PC自作勢ぽんたすから見たPS5

CPUについて

まずCPU、これがすでにヤバい。
AMDのZEN2ベースの8コア16スレッド採用とのことで、8コア16スレッドの製品は汎用CPUだとIntelのCore i9 9900Kや、AMDのRyzen 7 3700X、3800Xなどが該当します。

さすがにコストや消費電力を落とすため 、Intelの8コアCPUやRyzen 7 3700Xとまではいかないと思いますが、実質3700XのクロックダウンモデルのようなCPUが搭載されることになると筆者はみています。
もしそうならツヨツヨである。ガクブル。
最近発表されたモバイル用プロセッサのRyzen 7 4800Uのような性能になるかもしれないね。

GPUについて

これもまたヤバイ。
AMDのRDNAベースのGPUが搭載されるとのことだ。
おそらく、7nmプロセスルールで「NAVI」アーキテクチャを採用しているRadeon RX 5700XTのようなGPUが搭載されるということになる。
とは言っても、さすがにそこまでのGPUは載せないはず。
RX5600のようなカスタマイズGPUが搭載されると筆者は予想する。
SONYはかなり気合入れているっぽいし、VRAM6GB or 8GBとか普通に積んでくるかも・・・。

そして、「ハードウェアレイトレーシング対応」とのこと、え、レイトレーシングもできるんですか?
リアルタイムレイトレーシングを活用したグラフィックの表現は、今までのグラフィックよりも光あふれる生き生きとした世界を見せてくれます。
これが実現できればよりゲームに対する没入感がまし、最高のゲーミング体験により近づくことになりますねぇ。(あんまり期待してないけど頑張ってくれSONY!)
とまぁ色々とヤバくないですか?家庭用ゲーム機やで?

ちなみにゲームにおいて最大8K解像度まで対応するらしい・・・。
さすがに最上位ゲーミングPCでも8Kゲームプレイはしんどいから、おそらくネイティブフルHDかWQHD、4Kのアップスケールだと思うけど。
ってかそもそも8K解像度のディスプレイ持ってる人どれくらいいるの・・・?

ストレージ(SSD)について

今回ついにデフォルトでSSDをストレージに採用するようだが、これもまた一味違ったSSDになると筆者は予想している。
一般的に売られているパソコンや自作PCに使われるSSDというのは、いろいろなパーツの組み合わせに対応できるように設計された「汎用SSD」である。
今回注目なのは、PS5専用に特別設計されたSSDを搭載するということである。

汎用SSDも今やNVMeはPCIe Gen4を使ってかなりの速度が出るようになったが、この「PS5専用SSD」はオリジナルカスタマイズされたCPUやRAMとうまい具合にかみ合うように設計され、速度以上の性能を見せつけてくる可能性がある。

今回SONYが強く推してくるロード時間の短縮や「ロード時間ゼロ」という強気発言はこのカスタマイズSSDとカスタマイズCPUの協業によって実現できるのかもしれない。

まとめ・価格予想

現状の情報から筆者が推測するには、今回のPlayStaion5は「その辺の並みのゲーミングPC以上の性能を持つことになるかもしれない」ということである・・・。

AMDの4800Uの発表会の話でもあったように、CPUとGPUのどちらもAMD製のカスタマイズモデルを搭載することから、CPUとGPUが熱設計やRAMを融通しあい、ゲームをするにあたり最適なワットパフォーマンスとメモリパフォーマンスを見せてくれるはず。(じゃないとコストを下げられないし。)

発売価格については巷では5~6万円という予想が多いが、筆者の個人的な予想としては、「8万円前後」である。
ただしこれに関してはスペックに対するコストを順当に計算して、大量生産によるコストダウンを加味した数値を単純に勘も交えて予想しただけであって、SONYが逆ザヤでもどんどん売って覇権を取りたいという思いを込めて価格決定をすれば5万円台もあり得る話かと思います。

PCゲーム界に対する影響の予想

今回のPS5で僕が注目しているのが、AMD ZEN2ベースの8コア16スレッドのCPUが使われるということ。
PCゲームにおいては、AMDに追いつかれつつあるものの、いまだIntelの強さが健在なわけですよ。
というのも理由の一つとしては、シェアの関係も相まってAMDのCPUにはゲームソフト側の最適化が遅れがちになっているわけです。
しかし、PS5がAMD ZEN2ベースでさらに8コア16スレッドのCPUを使うとなると、ゲーム開発側も最初からAMD ZEN2で、かつ8コア16スレッドに最適化したゲームを自ずと開発していくはずです。
PS5にAMD製CPUが搭載されることによって、ゲーミング界にAMDがさらなる躍進を見せてくれるという予想です。
これはRyzen 9 3900Xを使っている筆者の希望的観測も含まれていますが、そうなってくれると嬉しいなぁ~。

同様にGPUについてもAMD製が採用されるわけですから、ゲームソフト側のNAVIベースRadeonへの最適化が進むはずです。 まぁ筆者はNVIDIAのGTX1080Tiを使っているんですが。
PS5の登場は、「ゲームといえばIntelとNVIDIA」という神話を崩すきっかけになってくれるかもしれませんね。

そうはならなかったとしても、競合他社と競争することによって製品の進化が促進され、ユーザーが恩恵を受けるわけですから、とてもワクワクしながら期待することにしましょう。

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