Intelが史上初めて、AMD用マザーボードのThunderbolt 3を公式に認証しました。
簡単にまとめてみましょう。
ASRockのAMDマザボが史上初の公式認証Thunderbolt 3を搭載
史上初のIntel公式認証Thunderbolt 3を搭載したマザーボードとなったのは、ASRockのX570 PHANTOM GAMING ITX/TB3です。
おめでとうASRock!
今までThunderbolt 3を搭載したAMD用マザーボードはいくつも発売されてきましたが、どれもIntelから公式に認証を得ていたわけではありませんでした。
今回初めてASRockのAMDマザーボードがThunderbolt 3の認証を取得したことは、ASRockにとって歴史に残る快挙といえるでしょう。
ASRock X570 PHANTOM GAMING ITX/TB3
ASRockのX570 PHANTOM GAMING ITX/TB3はmini-ITXフォームファクタの小柄なマザーボードです。
小柄ながらAMDのハイエンドチップセットX570を搭載しており、性能もそれにふさわしい良いものになっているようです。
今回のThunderbolt 3初認証によって、このマザーボードに更にいいウリができましたね。
Wacomのハイエンド液タブユーザーでAMDのRyzenシリーズを使いたい方には特に、今回のニュースは大きいかもしれません。
ASRock X570 PHANTOM GAMING ITX/TB3 は2020/2/7現在、Amazonにて34,980円です。
Thunderbolt 3とは 使いこなすと超便利
Thunderbolt 3の特徴を簡単にまとめると以下の通りです。
・ 40Gbpsの最大転送速度(USB 3.2 Gen 2 x2は20Gbps)
・ USB信号、DisplayPort信号、PCIe信号を伝達できる
・ さらに電力も供給できる
・ 双方向通信可能
・ 対応デバイスを数珠つなぎに接続できる
という感じで、簡単に言うとThunderbolt 3はUSBの完全上位互換の性能を持ち合わせているわけです。
ディスプレイに映像を映すためのHDMIやDisplayPortは基本的にPC→ディスプレイの一方通行なのに対し、Thunderbolt 3はPC→ディスプレイの情報を送りつつ、ディスプレイ→PCの情報を受け取れる、双方向通信可能な通信規格なのです。
Wacomの液タブなどはすでに恩恵を受けており、Thunderbolt 3を使うことによってThunderbolt 3一本で双方向通信することが可能です。
また複数ディスプレイなどを1つ1つPCに接続するのではなく、数珠つなぎ状に接続することができ、ケーブルをすっきりさせられるメリットなどもあります。
さらに、外付けグラフィックボードをThunderbolt 3で接続することもできたりします。
Thunderbolt 3はこんなに便利なのに、日本ではあんまり見かけないのは僕の視野が狭いのでしょうか()
Thunderbolt 3の技術はUSB 4にも取り入れられている
USB 4の情報が少し前から出回っていますが、USB 4は現時点での情報だと、「USB 4 Gen 3」と「USB 4 Gen 3 x2」の2つがあり、それぞれが20Gbps、40Gbpsの通信が可能です。
USB 4 Gen 3 x2が40Gbpsという高速通信ができるのはThunderbolt 3の技術を取り入れたからです。
Intel様様ですね。
ちなみに、今年の1月にThunderbolt 4というものが発表されましたが、USB 4の対応を追加しただけで、基本的にはThunderbolt 3とほぼ変わりません。
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コメント
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