RTX 3090(RTX 3080 Ti?)やRTX 3080、新TITANについて、これまでAmpere RTX 3000シリーズのリークを数多く担ってきた異なる2人のリーカーから同様の予想・リークが出て来ていることから、Ampere GeForce RTX 3000シリーズの仕様の大枠はかなり固まってきていると言えるのではないでしょうか。
Ampere RTX 3090(3080Ti?)/3080等の仕様について
以下の2人の異なるリーカーから、RTX 3000のシリーズ ハイエンドGPUのスペックについて同様の予想・リークが出て来ています。
@Kopite7kimi氏については、発表1か月前にA100 Tensor Core GPUの仕様を予想(リーク?)し的中しているので、あながち無下にはできない予想ですね。
あくまでもウワサではありますが、実際のスペックから大きく外れはしないと筆者は予想しています。
RTX 3090 or 3080 Ti(?)の仕様について
最近になって頻繁に「RTX 3090」という名称が聞こえるようになっており、今まで「RTX 3080 Ti」だと思われていた枠には「RTX 3090」という命名がされるのではないかという説が現状では有力のようです。
今回は2人のリーカーに合わせて「RTX 3090」と呼ぶことにすると、RTX 3090はRTX 2080 Tiの後継に相当し、5248基のCUDAコアを持つ「GA102-300-A1」というGPUと、384-bitのメモリバスで21Gbpsの帯域をもつ12GBのGDDR6Xメモリを搭載している模様です。
また、末尾が90になっているGPUはこれまで基本的にデュアルGPUという構成になっていることから、RTX 3090は2つ目のGPUである「トラバーサル コプロセッサ」を搭載し、レイトレーシングのアクセラレータとして使われるのではないか、という説もあります。
RTX 3090かRTX 3080 Tiか:筆者の予想
筆者個人的には、トラバーサルコプロセッサを搭載したモデルはウワサ通り「RTX 3090」としてリリースされ、「RTX 3080 Ti」は「RTX 3090」のコプロセッサ非搭載モデルか、もしくはRTX 3000シリーズの初期にはリリースせず、しばらく後に「RTX 3080」の上位モデルとして出てくるのではないかと予想しています。
NVIDIAは最近では「SUPER」モデルを後にリリースするというやり方が出てきたので、もしかすると「Ti」という名称自体分かりやすさのために破棄するかもしれません。
しかし、これまで培ってきた「Ti」ブランドを簡単に捨ててしまうのはどうなのかと筆者は思うので、上記のような予想を現状ではほんわか思い浮かべています。
新Ampere TITAN RTX (?) の仕様について
ウワサによると、次世代の新TITANには5376基のCUDAコアを持つ「GA102-400-A1」GPUと24GBのビデオメモリを搭載している模様。
今回の2つのツイートでは、新TITANのVRAMがGDDR6かGDDR6Xかに関しては言及されておらず、メモリメーカー側からも24GBのGDDR6が製造に入ったという情報は現状で出て来ていないため、どちらが採用されるのかは現状では不明です。
ただし、新しい方のツイートでは新TITANのVRAMは17GbpsというRTX 3090やRTX 3080よりも低いデータレートとなっています。
仮にこのツイートが本当なら、大容量のVRAMを採用する新TITANでは安定を取るため、またはコストを削減するためにGDDR6Xよりも成熟しているであろうGDDR6を採用するのではないかと筆者は予想しています。
RTX 3080の仕様について
RTX 3080はRTX 2080 (Super)の後継であり、今回のウワサによると4352基のCUDAコアを持つ「GA102-200-Kx-A1」というGPUと、320-bitで19Gbpsの帯域を持つ10GBのGDDR6Xメモリを搭載している模様です。
RTX 3080は以前は「GA103」というGA102よりも1ランク下のGPUが採用されるとウワサされていたのですが、最近ではAMDのBig Naviなどを警戒しているのか最上位系列のGPUである「GA102」を採用する流れになっているようです。
筆者的にはGDDR6かGDDR6Xかは本質的な問題ではないのであまり気にしていません。とりあえず「XO病・XO問題」さえ解決してくれれば、という気持ちです。
RTX 3080 Ti か?:Ampere初の3DMark Time Spyスコアがリーク!
昨日、NVIDIAのGeForce 「Ampere」 GPUがついに3DMark Time Spyオンラインデータベースに掲載されました。
現在では当該ページは削除されて閲覧できないようですが、数多くのリーク実績のある_rogame氏が執筆したHardwareLeaksの記事にデータが残っています。
_rogame氏が発見・報告したこの「Ampere」GPUの3DMark Time Spyベンチマークのグラフィックススコアは18,257ポイントとなっており、かなりの高クロックにOCしたRTX 2080 Tiのスコア(KINGPIN氏の世界記録)よりは若干劣りますが、RTX 2080 TiのFounders Editionより31%、TITAN RTXより22% 高いパフォーマンスという結果になっています。
また、Futuremark SystemInfoはこの「Ampere」GPUのクロック速度を1935MHzと記録していますが、メモリクロックは「6000 MHz」と認識しており、まだSystemInfo側でこの新Ampere GPUのメモリクロックを正しく認識できていないと思われます。
この未知Ampere GPUはRTX 3080~RTX 3090あたりか
この未知のAmpere GPUが「RTX 3080」なのか、「RTX 3090」または「RTX 3080 Ti」なのかは実際のところまだ不明ですが、wccftechがベンチマークスコアとGPUクロックからCUDAコア数を割り出す計算を行っています。
それによれば、IPCの向上を度外視するとこの未知GPUのCUDAコア数は5455基と計算されており、Turing RTX 2000シリーズからのIPCの向上も考慮すると「RTX 3080」か「RTX 3090」もしくは「RTX 3080 Ti」のスコアであり、少なくとも最上位の「新TITAN(?)」のものではないだろうと推測されています。
20%のIPC向上を計算に加えるとCUDAコア数が4546基となり、GA102-200のCUDAコア4352基と非常に近い値が算出されるため、20%のIPC向上が実際に実現されていたとすると、この未知Ampere GPUは「RTX 3080」ということになりそうですね。
RTX 3080 TiはRTX 2080 Tiから30~40%程度性能が高くなるとしばらくの間ずっと言われてきているので、そのことも鑑みると今回のスコアは「RTX 3080 Ti」もしくは「RTX 3090」のものだとは思いますが、どちらにせよ前世代から30%以上の性能向上を実現しているのはおおむね固まってきたと言えるのではないでしょうか。
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