そろそろ発売されるIntel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUの次の次の世代である、Intel第12世代Alder Lake-SデスクトップCPUのより詳しい情報・ウワサが新たにリークされてきました。
Intel 第12世代 Alder Lake-Sのウワサまとめ
- Intel第12世代Alder Lake-Sは、Comet Lake-Sの次のRocket Lake-Sの後継になる。
- Alder Lake-Sは新しいソケットLGA1700に変更される。
- LGA1700ソケットは最大3世代のIntelデスクトップCPUをサポートする予定。
- Alder Lake-Sは、Big / Smallコア アーキテクチャ(ARMのbig.LITTLE構成に当たる)を採用する模様。
- Alder Lake-Sは、高性能コアにGolden Coveコア、低電力コアにGracemontコアが搭載されると言われている。
- Alder Lake-SはDDR5とPCIe 5.0に非対応の可能性
新ソケットLGA1700とは
LGA1700ソケットに関しては、今年1月に@KOMACHI_ENSAKA氏によってツイートされています。
それによればLGA1700のサイズは45.0mm x 37.5mmになっていて、LGA1151やLGA1200のソケットサイズ(37.5mm x 37.5mm)よりも大きくなるみたいですね。
LGA1700は最大3世代をサポートする?
今回で最も注目すべきポイントは、新しいLGA1700ソケットは最大3世代のIntel CPUをサポートする予定ということです。
Intelは毎度ソケットの寿命がかなり短いことが特徴であり、ソケット変更のたびにCPUと合わせて新しいマザーボードを購入しなければなりませんでした。
最近ではまだマシになって2世代は使える流れになっていましたが、ここにきてLGA1700が最大3世代をサポートするという対応を見せたことは、Intelにとって大きな変化だと思います。
(これもAMDの猛攻勢のおかげですね。)
ちなみに、そろそろ発売されるIntel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUと、次のIntel第11世代Rocket Lake-SデスクトップCPUは同じLGA1200ソケットを採用し互換性があると言われていますが、やはり2世代までの対応で、Intel第12世代Alder Lake-SデスクトップCPUからはLGA1700ですね。
Big / Smallコア アーキテクチャとは
以前の記事で言及したように、Alder Lake-SはBig / Smallコアアーキテクチャを採用すると言われており、 Intelのデスクトップ向けCPUで初めてARM社のbig.LITTLE構成を踏襲するCPUになります。
Alder Lake-S デスクトップCPUは最大16コアを備え、8コアは高性能な「ビッグコア」、残りは低消費電力の「スモールコア」をハイブリッドさせるアーキテクチャになるはずです。
現時点では、高性能コアにはGolden Coveコア(Willow Coveの後継)、低電力コアにはGracementコア(Tremontの後継)が採用されると推測されています。
(Willow Cove:Intel第11世代Rocket Lake-SデスクトップCPUで採用される予定のプロセッサコア。)
DDR5とPCIe 5.0は第12世代Alder Lake-Sでは非対応?
リーク画像には「LGA1700 may support PCIe 5.0 in future gen, not sure about DDR5 support」と書かれており、もしこれが本当であれば、LGA1700初期の第12世代Alder Lake-SではPCIe 5.0とDDR5は非対応であり、その後の世代で対応するということになります。
AMDは2021年発表、2022年発売予定のTSMC 5nmプロセス採用 Zen 4アーキテクチャのRyzen 5000デスクトップCPU(AM5ソケット)でPCIe 5.0やDDR5に対応する予定なので、第12世代Alder Lake-SでDDR5に対応しないことはAMDに対してかなりのディスアドバンテージ・不利要素になると思います。
(Intel第12世代Alder Lake-Sが2021年にリリースされるというウワサもありますが、筆者としては半信半疑で、2022年にずれ込むのでは?と思っています。)
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