【Ryzen 7 3800XやRyzen 5 3600Xと比較】Core i7-10700KとCore i5-10600K(F)のGeekbenchスコアを発見!【Intel第10世代Comet Lake-S vs. AMD ZEN 2 Ryzen 3000】

CPU
Image Credit : ITIGIC
この記事は約5分で読めます。

先日Intelの第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUの公式発表がありましたが、公式発表以前の時点でCore i7-10700KやCore i5-10600K、Core i5-10600KFのベンチマークスコアがすでに存在しており、それぞれのライバルであるAMDのRyzen 7 3800XとRyzen 5 3600Xと比較すると、シングルスレッド性能とマルチスレッド性能の優位劣位が顕著な結果になっているようです。

Geekbench 4スコアがすでに存在

今回、Intel第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUのCore i7-10700K、Core i5-10600K、Core i5-10600KFのGeekbench 4ベンチマークスコアを見つけることができました。

Intel Core i7-10700Kは8コア16スレッドでAMD Ryzen 7 3800Xと競合し、Intel Core i5-10600KおよびIntel Core i5-10600KFは6コア12スレッドでAMD Ryzen 5 3600Xと競合するため、それぞれのベンチマークスコアを比較してみていきましょう。

Intel Core i7-10700K vs. AMD Ryzen 7 3800X

Primate LabsのGeekbench Browserを使って検索すると、Intel Core i7-10700Kはシングルコアで6,000前後・マルチコアで33,000前後のスコアになっており、AMD Ryzen 7 3800Xはシングルコアで5,800前後・マルチコアで35,000前後のスコアになっていることが分かります。

Intel Core i7-10700K Geekbench 4 Score (searched at Primate Labs)
AMD Ryzen 7 3800X Geekbench 4 Score (searched at Primate Labs)

やはりシングルスレッド性能ではIntel優位、マルチスレッド性能ではAMD優位という結果になっていますね。

IPC(クロック当たりの処理性能)はZEN 2 Ryzen 3000シリーズの方が上ですが、Intelの第10世代Comet Lake-Sはクロックを上げることによって性能の底上げを図っています。

その結果、シングルスレッド性能やゲーミング性能はIntelが依然として優位ではありますが、マルチスレッド性能やワットパフォーマンス・消費電力効率の話になってくるとAMDが圧倒的に有利ということになります。

Intel Core i5-10600K vs. AMD Ryzen 5 3600X

Intel Core i5-10600Kはシングルコアで6,000前後・マルチコアで28,000前後のスコアになっており、AMD Ryzen 5 3600Xはシングルコアで5,900前後・マルチコアで30,000前後のスコアになっています。

Intel Core i5-10600K Geekbench 4 Score (searched at Primate Labs)
AMD Ryzen 5 3600X Geekbench 4 Score (searched at Primate Labs)

こちらも先程と同様にシングルスレッド性能ではIntel優位、マルチスレッド性能ではAMD優位という結果になっていますね。

Intel Core i5-10600KFは10600Kと同じCPU性能

Core i5-10600KのiGPU(内蔵グラフィックス)が無効になっているモデルであるIntel Core i5-10600KFに関しても10600Kとほぼ同じスコアになっています。(まぁ当たり前ですね。)

もともとグラフィックボードを用意する予定の方はCore i5-10600KFをチョイスしてもいいかもしれません。

Intel Core i5-10600KF Geekbench 4 Score (searched at Primate Labs)

現状ゲームではIntelが有利

IntelのCPUはシングルスレッド性能が高いこと、シェアが多いことによってソフト側の最適化がAMDよりも優先的に行われることがあり、高フレームレートのゲーミングシーンにおいては「現状では」Intelの方が若干優位(ソフトにもよりますが)になっています。

ただし、AMDのシングルスレッド性能もほぼIntelを抜きかけており、PlayStaion 5やXbox Series XでZEN 2 RyzenのカスタムCPUが使われることやシェアの大幅拡大もあってゲームソフト側の最適化も今までよりもAMDに寄っていくことが予想されるので、将来性を加味してAMDのCPUを選択するというのアリだと思います。

AMDはZEN 3 Ryzen 4000シリーズデスクトップCPUでZEN 2からさらにIPCを改善すると言われており、「シングルスレッド性能ではまだIntel」という状況すらひっくり返す可能性が高く、今後のAMDのシェア拡大は無視できないことだと思います。
(ただし、かなり改善はされましたがAMD CPUはUSBやストレージとの相性問題やソフト最適化の問題などがいまだに若干あり、Intelの方が全体的に安定性が高く安心できるという状況は多少続いていると思います。その辺りの問題をAMDが解決してきたときに真にAMDは最強になると思いますね。)

気になる価格は

8コア16スレッドCPUのIntel Core i7-10700Kは374 USドル(1000個単位の単価)と言われており、日本国内価格ではおそらく5万円前後になると思われます。(さらにここから消費税が上乗せされるはずです。)
まだ発売されていないため、厳密な価格は分かりません。

対するAMDのRyzen 7 3800Xは2020年5月22日現在Amazonにて税込51,550円、若干クロックが低いRyzen 7 3700Xは税込43,980円となっており、Intelの価格設定がかなりAMDを意識したものになっていることがうかがえます。

6コア12スレッドのIntel Core i5-10600Kは262 USドルと言われており、国内では32,000円前後に消費税がかかってくると予想しています。

AMDのRyzen 5 3600Xは現在Amazonにて32,680円、若干クロックの低いRyzen 5 3600は26,378円になっています。

12コアRyzen 9 3900X使いの筆者ぽんたすとしては、10コアCore i9-10900Kがめちゃくちゃほしいんですけどね。笑
Core i9-10900Kがゲーミング最強であることは確定ですからね。


良ければシェア、Twitterフォロー、YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします。
Twitter : ぽんたす
YouTube : ぽんたすチャンネル

コメント

タイトルとURLをコピーしました