【Intel 10nmロードマップがリーク】第12世代Alder LakeデスクトップCPUが今年リリースとな?【Xeグラボ「DG1」発売はあり得そう】

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中国版Twitterと言われているWeiboのとあるユーザーが、IntelデスクトップCPUで初の10nmプロセスとなる第12世代Alder Lake-Sが2020年内にリリースされるという内容のスライドをリークしました。

信憑性は低い?:さすがに無理すぎるスケジュール

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Intelは今年の5月末に第10世代Comet Lake-SデスクトップCPUを発売すると言われている中で、第11世代Rocket Lake-Sのさらに次世代の第12世代Alder Lake-Sが発売されるというのは、さすがに懐疑的に見たほうが良いと筆者は思います。

もしくは、割と情報の古い、一昔前のIntelが理想としていたロードマップが今回流出したのではないかと思います。

Intelのかつての理想ロードマップか

2枚目のこちらのスライドは、Intelが2019年の投資家向け会議で発表したものと同じグラフに見えます。

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2019年の投資家向け会議では、「10nmプロセスについては歩留まりの改善、生産キャパの大幅増強、2020年発売」などを主張。
7nmプロセスについては「主要製品は2021年発売予定だが、完全な製品群を供給するには2022年以降までかかる」という内容で発表されていました。
(「10nm Alder Lake-SデスクトップCPU 2020年発売」は、今となっては夢だと思いますが…。)

併せて、パフォーマンスが毎年向上することもスライドで示唆していました。

第12世代Alder Lake-SデスクトップCPUとは

「Alder Lake」は「Roket Lake」の後継で、Lakefieldと同様にハイブリッドアーキテクチャを採用すると噂されている、Intelの第12世代、10nmプロセス予定のデスクトップCPUのコードネームです。
(末尾に-Sがつくのはデスクトップ向け、-Hはハイエンドモバイル向け、-Uがつくのはモバイル向け、-SPはサーバー向けという「感じ」です。デスクトップ向けのAlder Lakeは「Alder Lake-S」と呼ばれるはずです。厳密に決まっているかは微妙なのでは?)

Alder Lakeは「高性能コア8つ、高効率(低電力)コア8つの合計16コア構成」 になると言われていています。 (いわゆるARMのbig.LITTLE構成。)

Lakefieldでは高性能Sunny Coveコアと高効率Tremontコアの組み合わせですが、Alder Lakeは高性能コアにより強力なWillow CoveやGolden Cove、低電力コアにはTremontやGracemontが採用されるとウワサされています。
あくまでもウワサで、正確なことは現状不明です。

Xeグラフィックスの独立グラボ「DG1」

Intelは最近になってグラフィックスの開発も再び力を入れているのはかなり知られていますが、今回のリークを見る限り、「DG1」というXeグラフィックスアーキテクチャベースの独立グラフィックボードも今年発売予定になっています。

以前、IntelのチーフアーキテクトRaja Koduriが「2020年6月リリース」をほのめかすツイートをしていたという情報もありますし、DG1のリリースに関しては年内もあり得るかもしれません。

Image Credit : Intel

DG1は最大96基の実行ユニット(EU)を搭載し、EU1基につき8つのシェーダーで、最大768のシェーダーを利用可能と言われています。

Intel第11世代モバイル向け「Tiger Lake」のXeアーキテクチャ採用の内蔵GPU「Gen12」にはEUが96基もありますが、動作クロックはDG1の方が大幅に上げることができるため、DG1の方が処理性能は高くなるはずです。

モバイル向け次世代CPU「Tiger Lake」

「Tiger Lake」は、すでに発売されているモバイル向けCPU「Ice Lake」の後継で、Ice Lakeの10nmプロセスを改善したものになると言われています。

Tiger LakeはメインコアにWillow Coveコアを、iGPUにはXeグラフィックス:コードネーム「Gen12」を採用し、L3キャッシュがIce Lakeよりも最大50%多く搭載されると予想されています。
発売日に関しては、Tiger Lakeは2020年の夏にはリリースされる可能性もあると言われていますが、筆者個人的には「早すぎない…?」と思っています。(だって最近Ice Lake出たばっかやん・・・。)

サーバー向けCPU「Ice Lake-SP」

サーバー向けIntel CPUに関しては、10nmプロセスの「Ice Lake-SP」でXeon製品を一新するようですね。

以前にリークされたスライドでは、Ice Lake-SPは最大38コアになり、最大64レーンのPCIe 4.0と8つのメモリチャネルに対応すると謳われていました。
CPUソケットはIce Lake-SPで新しくLGA4189を追加すると言われています。

5G基地局向け特別設計のSoC「Snow Ridge」

今回リークしたスライドには、Intelが5G基地局用に特別に設計したSoCの「Snow Ridge」も含まれています。

Snow Ridgeはすでに今年の第1四半期にリリース済みなので、やはり今回のリークスライドは一昔前の情報なのかもしれませんね。。


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